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文化政策コース

特別セミナー2021文化を巡る政策最前線

文化政策コースでは、各分野における専門家をお招きし、本学学生を対象に特別セミナーを開催しています。第77回は「GTS観光アートプロジェクトによる成果と課題」をテーマに専門家のお話をお伺いいたしました。

<受講者による感想>

浅草・上野といった芸能・芸術面での豊富な文化を擁する町、台東区における官学連携の取組であるGTSプロジェクトについて、プロジェクトの経緯から実施に至るまで、担当部門の方から貴重なお話を伺うことができました。


プロジェクトを進めるに当たっては、大きな費用を要するプロジェクトであったことから、観光や都市づくりまでを含む形で実施目的を構築したことや、設置したアートの活用イメージの共有、既存の様々な計画との整合性など、庁内でも様々な観点から検討を行ったことが説明され、行政ならではの苦労を垣間見ることができました。


また、プロジェクトの成果として、区民が芸術に触れる機会を得ることができたこと、アートの設置で回遊ルートができたことで、新たな人流ができたことなど大きなメリットがあった一方で、経年劣化するパブリックアートの維持管理などが今後の課題であるとのお話でした。


住民の方々への説明や関係機関との連携など、様々な点に配慮されていることをお聞きし、行政が文化政策を推進することの難しさを改めて感じました。


(総合政策コース 清水明歩|衆議院事務局)



【第77回 開催概要】

■日 時  2021年 7月15日(木)18:30-20:00 

■会 場  Zoom

■講 師  齊藤 明美氏・ 堀田 聡氏(台東区文化産業観光部文化振興課)

■題 目 「GTS観光アートプロジェクトによる成果と課題」

■内 容 

 平成22年度から、東京都台東区は東京藝術大学・墨田区と連携し、アート作品を隅田川流域に設置する  とともに、観光の視点を採り入れた様々なプロジェクトを展開した。アート作品の設置から10年が経過し、プロジェクトの成果と課題について考える。


#政策最前線 #文化政策 #セミナー

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文化政策コース

特別セミナー2021文化を巡る政策最前線

文化政策コースでは、各分野における専門家をお招きし、本学学生を対象に特別セミナーを開催しています。第76回は「国立劇場:伝統芸能の未来を担う」をテーマに現地(国立劇場)を視察、専門家のお話をお伺いいたしました。

<受講者による感想>

今回は、国立劇場の施設見学と職員の方のお話を伺う貴重な機会を得た。前半の施設見学では、主に舞台の仕組みを知ることができた。通常では足を踏み入れることができない花道や黒御簾、制御室などを見学した。「廻り舞台」を体験した際は、想像以上の速さで回転していることに驚いた。国立劇場の舞台装置は電動化されているものもあるが、全てが電動化されているのではなく、人の力と合わせて舞台を作り上げているというお話がとても印象に残った。後半は、職員の方のお話を伺った。伝統芸能継承者の養成事業に関する取り組みは、大変興味深かった。各分野に合った研修が行われており、伝承者養成における国立劇場の果たす役割の大きさを知ることができた。

本セミナーを通して、伝統芸能への関心が一層高まった。ここで得たことを今後に生かしていきたい。


(文化政策プログラム 大熊 玲子)


(視察の様子)

(集合写真|笹川さま、ご関係者のみなさま、ありがとうございました)


【第76回 開催概要】 ■日 時  2021年6月24日(木)18:30-20:00 !現地集合18:20! ■会 場  国立劇場 ■講 師  笹川 康雄 氏

(独立行政法人日本芸術文化振興会 審議役・国立劇場調査養成部長・国立劇場再整備本部本部長代理)

■題 目 「国立劇場:伝統芸能の未来を担う」 ■内 容 

国立劇場は、1966年の設置以降、世界に誇るユネスコ無形遺産である歌舞伎や文楽といった伝統芸能の殿堂として、貴重な公演鑑賞機会を提供するとともに、人材育成や関連情報のアーカイブ化など多様な活動を行ってきた。一方、独立行政法人の一部として効率的な運営や社会的インパクトの極大化への要求、建物の老朽化、さらにはコロナ禍の影響など近年、多くの課題に直面している。高まる期待に応え、本来のミッションを達成するために何が必要か、現状分析と今後の方向性について検討する。



#政策最前線 #文化政策 #セミナー

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文化政策コース

特別セミナー2021文化を巡る政策最前線

文化政策コースでは、各分野における専門家をお招きし、本学学生を対象に下記要領で特別セミナーを開催しています。第74回「都市は文化(アート)でよみがえる」をテーマに大林組会長大林 剛郎氏にお話をお伺いいたしました。

<受講者による感想>

 大林先生には、ご自身がアートと関わられてきた道のりから始まり、文化を使ったまちづくりや誘客事業まで広く展開する参考になる要素のあふれるご講義をいただきました。また、私たちからの質問に対しても丁寧にご対応くださり、まちづくりと文化の関係性への理解が深まりました。


 「一見特徴的に見える芸術祭やアートフェアも『うちでの小槌』のように捉え、どの地域でもやってしまえば、結局均一化してしまう」と言う問題提起から入り、文化の価値と経済性のバランスをとりながら目指す目標を定め、地域に根ざす文化と新しいモノと組み合わせて、わかりやすく、そして洗練させて提供することを通して他にはない独自さを表現していくことの大切さを伝えていただきました。この際、「日本食にこだわるのではなく、地元の食材を使ったイタリアン」という表現は、新と旧のバランスつかむ上で、とてもわかりやすい表現でした。


 また、講義をとおして、文化政策には「新しいものを取り込みながら継続し続ける地域としての揺るぎなさ」が必要であり、地域住民にコンセプトづくりから事業の実施まで主体的な参加をしてもらい、地域への愛着と新しい文化への考え方とを融合させ、住民の意識に根付く「活きた長期ビジョン」を育てていくことの重要性を感じました。


 とても貴重な機会をいただきありがとうございます。

 この学びを活かし、長野市が更なる魅力を持ったまちへと発展するよう取り組みます。


(科学技術イノベーション政策プログラム 小林 清一|長野市役所)

【第74回 開催概要】 ■日 時  2021年 6月 17日(木)18:30-20:00 ■会 場  Zoom ■講 師  大林 剛郎 氏(株式会社大林組 代表取締役会長)

■題 目 「都市は文化(アート)でよみがえる」 ■内 容 

今日、都市再生において、文化(アート)の役割に大きな注目が集まっている。フェスティバルや旗艦施設などの誘客力への期待も大きい。しかしながら、アートは一過性のイベント、あるいは地域と切り離された存在ではなく、生活の中に組み込まれ、人々の日々の暮らしから生まれてくるものでもある。そして、アートをはぐくむ試みには文化に関わる人々だけでなく、各分野のリーダーを巻き込みながら、国内外で多くの努力がはらわれてきた。本セミナーでは、日本を代表する企業トップであり、アートコレクターとしても著名な大林 剛郎 氏(株式会社大林組 代表取締役会長)を招いて、豊富な事例紹介を踏まえつつ、アートと都市の関係について議論する。




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