• コメント:上田・春日

フィールドトリップ/20170525


今回のフィールドトリップは、日本文化の教育・支援の場がテーマでした。

■横浜インターナショナルスクール

最初に訪問したのは、横浜インターナショナルスクール(YIS)です。アメリカ山公園や外国人墓地などを横目に歩いて行くと、閑静な住宅街の中に、横浜インターナショナルスクールと国際文化センター(ICJC)がありました。

見学した音楽の授業では、外国人の子どもたちを10人ほどの2グループに分けて、ところ狭しと箏が並べられるなか、翌週に来たる発表会のため、外国人の先生が英語で指導していました。

その後、Dr.ジョセフ・アマト氏(ICJCディレクター)とカーティス・パターソン氏(YIS音楽教師)から、邦楽には不思議な魅力があること、邦楽器・西洋楽器といった分類にこだわらず音楽として指導していること、邦楽教育にも力を入れる小学校が地域に一つでもあれば広がりが出て来るであろうこと、などについて話をうかがいました。

短い時間でしたが、西洋音楽ほどには馴染まれていない邦楽の可能性について、考えさせられたひとときでした。(上田)

■東芝国際交流財団

東芝国際交流財団を訪問し、理事でJapan insights推進責任者の白井純氏よりお話を伺った。

同財団は文化活動への支援を通じて対日理解を促進することを目的として1989年に設立されて以来、研究活動や人材育成、セミナーや公演などに対して数多くの助成を行っている。組織運営については、基金の運用による利益から費用を捻出しており、現在は広域財団法人として独立した運営が行われている。また、特定のジャンルに縛られることなく、伝統芸能からサブカルチャーまで、日本にルーツを持つ文化的な活動に対してさまざまな助成を実施している。

課題として挙げられるのは、未だに多くの日本人が自国の文化を説明できないことや、海外の日本研究者が減少していることなどであり、民間ベースで日本文化を支えることを使命とし、今後も幅広く日本文化への助成を行っていくという。(春日)

#フィールドトリップ #見学 #文化支援

© 2020 by GRIPS Cultural Policy Concentration