開催報告|特別セミナー2020|文化を巡る政策最前線(第66回)
文化政策コース
特別セミナー2020文化を巡る政策最前線
2020年 7月11日(木)は「伝統工芸品 ーその魅力を守り、伝え、創っていくためにできることー」として、伝統工芸青山スクエアを視察し、伝統工芸産業の実態と 、 実際の支援方策について、一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会の活動を中心にお話を聞かせていただきました。
<受講者による感想>
■特別セミナー受講者コメント
今回の特別セミナーでは、伝産法上の「伝統工芸品」の5つの指定要件や、伝統証紙、伝統工芸品の種類、今後の課題等、伝統工芸産業の実態について伺いました。
1980年代付近での後継者減少、現在の伝統工芸品の需要低迷で、後継者になりたい人がいるのに雇えないといった課題があるとのお話しが印象的でした。「伝統を残そう」という言葉はよく耳にしますが、実際にその流れを作るために、多くの方の努力があることを感じました。
地元である岩手県の伝統工芸品についてはある程度知っていましたが、地図やパンフレットで一覧として見ると、全国に伝統工芸品は数多くあり、まだまだ知らないものがあることに気づいたので、地元以外の伝統工芸品についても少しずつ知識を身に着けていきたいと思います。
コロナ禍においても対面での講演を受け入れてくださり、貴重なお話を伺うことができました。ありがとうございました。
(田村天香|公共政策プログラム)


【第66回 開催概要】
■日 時 2020年7月11日(木)15:00-16:30
■会 場 伝統工芸青山スクエア|14:50 現地集合(伝統工芸青山スクエア前)
東京都港区赤坂 8-1-22
■会場URL https://kougeihin.jp/
■講 師 丸山 尚久氏(一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会 総務部長)