フィールドトリップ20220723|川越重要伝統的建造物群保存地区
2022年7月23日(土)「文化政策の基礎」講義の一環として、埼玉県川越市における川越重要伝統的建造物群保存地区でのフィールドトリップを行いました。NPO法人川越蔵の会 理事 荒牧氏に、主だった重伝建の構成資産、川越市の政策の大きな流れをご紹介いただきながら、小江戸の名をもつ川越のまちを歩き、その魅力を体験しました。
ご参加のみなさま、荒牧様、ありがとうございました。

(2022年7月23日)
受講者からのコメント
FTの中で、重伝建に指定されている地域とそうでない地域の境がはっきりと認識できました。景観を守ろうという意識を持って重伝建に指定しなければ、すぐにでも一般的な街並みに変容してしまう繊細さを感じました。その守ろうという意識から、新しく川越に転入した方が地域の役員となり、地域を支えていく好循環があることを知りました。観光地としての顔と住民のための商店街としての顔が通りによって異なることも印象深かったです。住みながら景観を守るという住民の結束と行政の政策の形を学びました。
(公共政策プログラム総合政策コース A・K氏)
川越FTにて、まちづくりを行うということは、地域の歴史といった背景を踏まえた上で行うものであり、行政としていかにサポートを行うのか、理解を得られるよう関係を作り、説得するのかという点が重要であるということを学びました。現在の川越の街並みは様々な要因が重なった上で可能であったものであり、簡単に真似できるようなものではないけれど、少なからず参考になる部分はあったと考えています。北海道庁という、観光を売りにしている自治体から派遣されている身としては、非常に勉強になるFTでした。
(公共政策プログラム地域政策コース F・K氏)