開催報告| 特別セミナー2021|文化を巡る政策最前線(第80回)
文化政策コース
特別セミナー2021文化を巡る政策最前線
本コースでは、各分野における専門家をお招きし、本学学生を対象に下記要領で特別セミナーを開催しています。10月26日(第80回)は「新潟市民芸術文化会館 開館から20年を経過した今、見えてきたこと」をテーマに専門家のお話をお伺いいたしました。
<受講者による感想>
今回のセミナーでは講師の今尾博之氏より、りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)の取り組みに関する貴重なお話を伺った。りゅーとぴあでは、5つのビジョンに基づく5つのコア事業が展開されている。特に注目した事業は、育成事業とNoismである。育成事業では、小学生から高校生を対象とした3つのジュニア音楽教室と子ども劇団APRICOTが年間を通して運営されている。どの活動も継続して行われており、地域に開かれた劇場として興味深い取り組みだと感じた。
Noismは劇場専属の舞踊団として、新潟市内での活動は勿論のこと、全国各地や海外でも公演を行っている。主に活動概要と運営に関する説明を伺った。以前よりNoismの活動に関心を持っていたため、大変興味深い内容で、有意義な時間を過ごすことができた。セミナーで学んだことを今後の研究に生かしていきたい。
(政策研究大学院大学公共政策プログラム文化政策コース 修士 大熊玲子)
(今尾氏作成資料より)
【第79回 開催概要】 ■日 時 2021年10月26日(火)18:30-20:00 ■会 場 Zoom ■講 師 今尾 博之氏(りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館)
■題 目 「新潟市民芸術文化会館 開館から20年を経過した今、見えてきたこと」 ■内 容
政令指定都市新潟の顔ともいえる新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)は、豊かな自然を感じる白山公園の中に位置し、1998年の開館以来、質の高いコンサートや演劇、能楽に至るまで、幅広い舞台を楽しむ機会を提供し、多くの市民に愛されてきた。また、オーケストラとのフランチャイズや専属の舞踊団を有するなど、地域からの舞台創造・発信にも定評がある。今回は、本劇場からマネジメントの専門家をお招きし、改めて劇場ミッション、これまでの歩みを総括するとともに、想定外のコロナ禍といった直面する課題を含め、将来に向けた劇場運営の在り方について考える。

【お申込みその他】
■参加費 無料
■言 語 日本語
■対 象 本講義受講生 他
■主 催 政策研究大学院公共政策プログラム文化政策コース
ディレクター・教授 垣内恵美子